神様に私の全部を奪われた。【番外編】





あ………



悔しいような、悲しいような顔


と、トールさん…なんか可哀想…


「あの、フウさん?トールさんを無視したら可哀想ですよ?」


「………」


せめて、頷くとか…してあげればいいんだけど…フウさんのことだから分からない



少し不安ながらも、そう言うとフウさんは私をチラりと見てため息をはきながら口を開く



「任務じゃない。眠い。話をかけないで欲しい」


「「………」」



はっきりとそう言い、フウさんはそのまま私の肩に頭をのせ目を閉じてしまう


「………」

ふ、フウさん…そんななげやりな言い方…逆に傷つくよ…



トールさんを見れば、ため息をはきながらムッと口元をひきしめ


彼も彼でわたしの肩に頭をゆだね目をつぶる



「…ちょ」


「そうかよ。分かったよ!なら、俺も寝る!」


「え?…」



ちょ、ちょ…いや、休憩中だから寝るのは構わないけど


どうして、二人して私の肩に頭を乗せるの?



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