冬の花


「美咲、パス。」

「了解!!」


すぐに手元にきたボール

ふぅっと深呼吸をして


「えいっ。」


入って!お願い


ポスッ


一瞬時間が止まったように感じた


やった。


「入った・・・。」

「すごいよ冬花、
スリーポイントだよ!!」



興奮している美咲すら

今の私には見えていなかった


ただ、シュートが決まったことに

嬉しさと驚きすぎて声がでなかった


それから私は参加せずに
しゃがんで体を休めていた


少し疲れちゃったみたい
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