冬の花
「おいっ。冬花から手を放せ!」
美咲?
頭が朦朧としてハッキリ見えない
先輩はその言葉を聞いて
私から手を放した
「ふっ。虫が一匹増えたわね。
でも、私は止められないわよ。」
先輩は帰り際に「覚えておくことね。」
そう言って去っていった
「冬花っ。」
美咲が私の方に来たみたいだけど
もうその時は意識が途切れていた
「はっ。」
目を覚ますといつもの風景と
美咲が見える
さっきの夢のせいで
呼吸が上手く出来なくなっていた