いちごみるくちょこ
「わたしドレスのまま寝てたの!?」


ばっとドレスの裾を直して斎藤龍をギッと睨む。


「なんで睨むんだよ?
寝てるとこ勝手に脱がせて着替えさして欲しかったのかよ。」


「そうゆうことじゃない!!
あーもう…ぐしゃぐしゃになってる…
クリーニング出さなきゃ…」


今月ピンチなのに…


「俺なんにも悪くないからな。
むしろいいことしたんですけど。」


「もう訳わかんないの!!
全部説明して!
ここどこ!わたしなんでここにいるの!昨日わたしなにしてたの!!!」


「キーキーうるせーな…
分かったから静かにしろ。」


一度大きく深呼吸したわたしに斎藤龍は1から10まで説明してくれた。


説明を聞けば聞くたびわたしの顔わ青くなっていく。





「わ…わたしがお酒のんで暴れた!?」

「ん。」


「黒田さんや周りの人に悪絡みした!?」


「ん。」


「でカギ忘れてたわたしんち入れなくて斎藤龍の家きてわたしが斎藤龍のことベッドに押し倒して一緒に寝たの!?」


「押し倒したって…
ちょっと違うけどもうそれでいーや。」


もうわたしはショックすぎて頭がクラッとした。
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