いちごみるくちょこ
斎藤龍の足にはまだ、ナイフがささったまま。

血もたくさん出ている・・・

「救急車!救急車よばなきゃっ!!」

ケータイを取り出したけど手が震えてボタンが押せない・・・

「誰かっ!誰かたすけて!!」

助けを呼ぶけどここは裏路地・・・だれも気づいてくれない・・・

その間にも斎藤龍の足からはいっぱい血が出てる・・・

「誰かぁ・・・たすけてっ・・・」

「大丈夫ですか!?」

わたしと同じくらいの年男の人が駆けつけてきてくれた・・・
よかった・・・

「救急車っ救急車よんでください!」

「分かりました!」
















斎藤龍と、この前あった病院に運んでもらった。

斎藤龍は、今、処置室に入ってる。
わたしは処置室の前で待っている・・・

斎藤龍が死んだらどうしようっ!
最悪な場合ばかり考えてしまう・・・

「あの・・・」

「あっあの時の・・・」

声をかけてきてくれたのはあの時救急車を呼んでくれた男の人。

「大丈夫ですか?」

「・・・」

どっちかっていうと大丈夫じゃないよ・・・

「あの・・・連絡先教えてください。また改めてお礼します。」

「いいよ。お礼なんて、じゃ、また会えたらいいね。ばいばい」

そういうと立ち去っていった。

よかったのかな?

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