魅惑なライン
広い肩幅、厚い胸板、逆三角形なんて体型じゃなく微かに肩よりは細いウェスト。
彼の肩の付け根あたりに頭を寄せて、そのガッシリとしたラインを何度も撫でる。

「なに?」
くすぐったがりの彼は身を捩らせて少し不機嫌そうに言う。
「んー、理想の体型だなって思って」
女にしては高い背とガッシリした身体の私を包み込んでしまう彼の体躯。
程良くのった筋肉も理想的だ。
「お前、俺の身体が目当てで付き合ってるの?」
笑いを含んだ彼の声に私は悪戯っぽく笑ってみせる。
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