Steady
運命の同窓会
穏やかな日差しが

暖かく私を包み込む。


私は自宅近くの

最寄り駅へ向かって

ゆっくりと歩いている。


やっぱり慣れない靴は

歩きづらくて、

思わず脱ぎ捨てたい

衝動に駆られる。


今日は土曜日。


小学校の同窓会、当日。


とうとうこの日を

迎えてしまった。


朝イチで美容院へ出向き

ヘアメイクをしてもらって、

少し前に澪に見立ててもらった

洋服を身に着け、

澪と待ち合わせしている

駅の改札口へと今、

向かっている。




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