御曹司なんてお断りっ◆

「花京院は関係ないだろ。アホか。」

俺は、もう丁寧にしゃべることを放棄した。
相手の挑発に
軽々乗ってしまった。


『そうだな。御曹司君。
 失礼しました。』


こいつ、
ホントに神経を逆なでするの上手いな。

おかげで、
俺の単細胞は沸騰中だ。


「っだからーー」

『志保との関係を知りたきゃ教えてやるよ。』



そいつは、
電話口でもわかるくらい
楽しそうにニヤニヤしながら



俺に
決定的なダメージを与えた。









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