御曹司なんてお断りっ◆

ちらりとルームミラーで後部座席を除く。

「・・・冷酷な男。が聞いて呆れますね」

『冷酷な男』はつまらなさそうに
携帯電話をもてあそんでる。


「・・・気になるなら、電話すれば良いのに。」




「なに?なんかいった?」
「いえ。もうすぐ到着です。」

秘書を務める俺は
市川 武。
一回り以上も違うベテランだ。

もともと、
昴の兄、花京院家の長兄の数いる秘書の一人だった。

昴の大学卒業と同時に、
昴様専属の秘書になった。




彼の仕事ぶりは評価している、
面倒だといいながらも、きっちり書類は目を通し
会議の前に書類は頭に入っている。


交渉術にも、語学にもたけているので
この『投資部門』の責任者になってから
ゆっくりと確実に業績をアップしている。






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