コンビニ ―君のもとへ24時間駆けつけます

雷雨

「はぐ、真剣にきいてな」

いつも笑顔で3年前に亡くなったお母さん代わりのお姉ちゃん。深刻な顔をしている

「何?」嫌な予感がしたから、お姉ちゃんから目を反らす

「正直、家計しんどいんよ。そろそろ、お姉ちゃん行かなきゃいけんかもしれん」

あぁ、恐れていた。 北海道に住むお母さんの妹のおばちゃん

あたし達家族を嫌っているらしい、でも、もうおばちゃん以外頼る人が居ない

お姉ちゃんは、おばちゃんの家にいつか住み込みで働きに行く、といっていた

お姉ちゃんが居なくなることが寂しいということもある

でも、お姉ちゃんがおばちゃんにいじめられるのではないか、という不安

お姉ちゃんはあたしにバイトさせるのは可哀想、と言い、自分は年頃のあたしに携帯を持たせてあげる、だとか、お小遣いあげるだとか、あたしのことばっかり

あたしを想ってくれてる

このごろ、あたしが寝た後、サラ金業者の人が家に来てる

業者の怒鳴り声、お姉ちゃんとお父さんの泣き声 気づいてる
何かが割れる音がしたこともある

ただ、ただあたしは現実逃避をして、寝てるフリをしていた。

< 4 / 5 >

この作品をシェア

pagetop