僕がもらった神恋
博己は怒りを抑えながら、
ちゃんと話さないとと考えていた。

『何か理由があったのかもしれない、
それなら聞いてあげないと。』
そう思っていた。


知里と会い、少し冷静さを
取り戻していた博己。

しかし、なかなか愛梨の方を見れない、
愛梨の口から本当のことを
聞かされたらきっと耐えられない、
その現実を受け止められない、
事実を知ることに怯えてる博己だった。



ちゃんと話さんと・・・


でも・・・

でも・・・怖い・・・



「よしっ!!」


いつまでこうしていても仕方ない!!


俺は愛梨と話す決心をし、
台所に立つ愛梨のもとへと歩み寄った。


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