僕がもらった神恋
「どう付き合えそう?」


「そ、そんな付き合うなんて!!」


「私は騙せないよ?」


ヨネさんは俺の顔の表情を
うかがうようにじっと見た。


ヨネさん・・・


「フッ、参ったなぁ・・・
ヨネさんには嘘はつけないですね?」


「そりゃそうよ。」


ヨネさんは自慢げな顔を見せる。



「確かに美幸さんのこと気になってます。
でもそれは美幸さんが気になってるか、
愛梨が忘れられないのか、
それがわからないんです。

美幸さん、愛梨にすごく似てるんです。
仕草や言葉遣い、言うことまでも・・・
顔も声もそっくりだし、
どう見ても愛梨なんです。

でも美幸さんは愛梨じゃない・・・
俺はどっちを好きなのかわからないんです。」


俺は今の自分の気持ちを
素直にヨネさんに伝えた。



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