初恋は実らない
「ですから・・・彼とは中高時代の同級生なんです。ね、淳ぺー?」

同意を求めるように淳ペーを見ると


「ああ」

なんか不機嫌そうな声。


敦さんも…いつもは温和なのに目がキツくないですか??


なんだろう?
一触即発、って雰囲気なんだけど・・・。


その時

「おーい、淳! そろそろ帰るぞー」

割って入って来たのは、淳ペーの上司と思われる人の声。


「はいっ、すぐ行きまーす!

すんません、時間が無いんで今日はこれで失礼します。
また改めて・・・」

そう言って頭を下げると、走って行ってしまった。



「同級生ねー。
ただの同級生、ってワケじゃないよね?」


敦さん、鋭い…鋭過ぎます!!

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