初恋は実らない
何度も何度も、貰った名刺を眺めては溜息の日々。


実咲にとっては、俺なんて過去の同級生止まりや。
実際そんな風に紹介されたし。



俺の何気ない行動で実咲が不幸になったら取り返しがつかへん。



そう思いながらも、実咲は俺が幸せにしたいって気持ちがある。



一体どないしたいねん、俺!?



こんなグチグチ悩むのなんて、俺の性に合わへんやろ!!


とにかく実咲に会う為には、あの人と連絡を取らへんと始まらんのんや。



ここ何日も悩んだ末に、俺は名刺に書かれた番号に電話をかけた。

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