記憶のない少女
後ろを振り向く私と周りのやつら。
「おーっ…ギリギリセーフだ。水庭。次はもっと早くこいよー?」
「…すみません。」
水庭………。
「お!梛!ちょっと遅れて彼氏登場‼休まなくてよかったね!」
嘘……彼は昏睡状態なはずじゃ…
でも、病室で見かけた髪の色とか
肌の色とかは似てる。
すると彼は私に気づいたのか
じーっとみてくる。
ドキッ…。
見てたのばれたかな?
「なぁ~に水庭くん見つめちゃってんの?」
すると私が見ていたのを
察するように耳にボソッと
囁いてきた。
「へっ⁉べ…別に見てなんかっ…なぁ…いよぉ~?」
声が完全に裏声だ。
「動揺しまくり~。朝からお熱いこと。」
う……恥ずかしい。
気づいたら終わりの合図が
でていてHRは終わった。
