片道20分

「ほんと、笹倉ってアホだよねえ」


さっきの話を亜依子と笑い話にしている。


「バッカだねー、みよしって!」


アハハハ、と私たちの笑い声が響く。


亜依子にはなんでも話せる。


嬉しいことも、おもしろいことも辛いことも全部。


なんでも普通に言えた。


亜依子に、言おうかな…


あの人のこと。


ちょっと反応が怖いけど


亜依子になら言える。


「亜依子、あたしさあ」


「ん?」


「恋してるみたいなんだ」
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