意地悪LOVER



「っ!だ、だめ!それだけは…」


咄嗟に驚き、あたしは玲皇君のキスから逃げることが出来た。



だけど、玲皇君の行為は続いていた。


「うんっ…!」


出したくもない声が、漏れてしまう。



「お前は俺に逆らえないはずだろ?」



ククっと笑って、更に下へ向かう手を進めながら言う玲皇君。

あたしは、目だけで拒絶を訴える。
だけど、玲皇君は楽しそう。その瞳は明らかに喜びを含んでいる。



そして遂に。玲皇君の手はあたしの下の"中"へと侵入した。






「…濡れてるよ?嫌なのに、おっかしいなぁ…」


耳元で囁かれるその言葉と吐息に、ビクッと体が疼く。


「ちがうもん…!」

「何が違うの?」


クチュッと指をその入り口付近で動かす。


「んぁっ…!?」



突如出た声を、あたしは両手で塞ぐ。

なにこれ…!?嫌なのに…気持ち悪いのに…変な声が出ちゃう…!


それを聞いた玲皇君はすごく楽しそう。





「体は俺が大好きだって」



クスクス笑いながら、あたしの耳元でそう囁く。



「そんなわけっ…!」



言い返そうとすると、玲皇君は指を動かして更にあたしを攻める。



「ひぁっ!」


「これが感じてないの?」


玲皇君の言葉にあたしは更に恥ずかしくなって、言葉を失ってしまう。


そして遂に、玲皇君はその指を二本に増やしてあたしの"中"へと滑り込ませようとした。




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