パラサイト ラブ


飲み会の日が近づくにつれ、どんどん私の心は余裕をなくしていった。



龍ちゃんが仕事で居ない間、何度も酔った女の人が龍ちゃんにしなだれかかる様子を思い浮かべ、爪を噛んだ。



そして、当日…

私は大人しく家にいることができなくて、気がついたらある建物の扉をくぐっていた。



「生活環境部というのは、どちらに…?」



誰もが忙しそうに働く、昼間の市役所。

私はとりあえず、住民票なんかを取る時の窓口で、聞いてみた。



「それでしたら、エレベーターで二階に上がってすぐの場所にありますよ」



教えてくれた男性職員に軽く会釈すると、私はエレベーターに乗り込んだ。


< 37 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop