愛してるなんて言わないで
「…もしもし?お電話かわりました。
華穂です。」
今だに敬語が抜けないんだ。
なんでかな?
よく知らない人だから?
でも、あたしはこの人のこと
もっと知りたいんだ。
『あー、華穂ちゃん?
ごめんね?あのね?
想像以上に可愛かったから
悶絶してたの。ほんとに、ごめんね?』
悶絶?
なにそれ。
おかしなこと言う人だな。
ふふっと、思わず笑いが
こみ上げてくる。
「あなた、馬鹿ですか?」
失礼な言葉を言えるのも、
隣に舞がいるから。
舞が馬鹿馬鹿って、茶々いれてるから。