夏の神様
学園祭
太陽の日差しが強くなってきた。
そういえば夏…学園祭…
私は道標高校一年生、石塚 優灯(いしづか ゆうひ)
学校…
『学園祭の劇の役、決めるぞー』
劇名は『道』記憶を無くした少女と彼の話。ラストにはキスシーンがある。
もし私が…西崎くんと…
『石塚、少女役でいいか?』
えっ…妄想しすぎて話が入ってなかった。少女?彼役は?
『俺』
西崎くん!?
なぜか声が出なくなった。
先生~少女役、優灯がやるって~。
ちょっと美愛!
『じゃあ決定なぁ』
優灯、西崎の事好きなんでしょ!絶好のチャンスだよ。
美愛が小さく言った。

放課後

なぁ石塚、今日俺んちで練習しねぇか?
えっうん!
凄い、豪邸だね。
そう?
練習しよ。
ス、
西崎がキスをした。
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