真昼の月
「こんな写真、ばらまかれたくはないでしょ?」

くくっと喉を鳴らすように笑い、そして
私の足元に写真を放った……

写っているのは私。

いつの間に取られていたのか、
情事の最中の写真……

はっきりと顔が映っているわけではないけれど、私だとわかる。

鎖骨と胸元の赤いほくろ。

その特徴的なほくろを思わず手の平で隠した。

こんな写真を撮ったのは、その当時付き合っていた3つ年上の彼。

優しくて大人で、私の事を大切にしてくれている。
そう思っていた。

だけど、それは表面だけだった。

彼は、情事の最中の女性を写真に残す。

そんな性癖の持ち主だった…
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