真昼の月
「こんな写真、ばらまかれたくはないでしょ?」

くくっと喉を鳴らすように笑い、そして
私の足元に写真を放った……

写っているのは私。

いつの間に取られていたのか、
情事の最中の写真……

はっきりと顔が映っているわけではないけれど、私だとわかる。

鎖骨と胸元の赤いほくろ。

その特徴的なほくろを思わず手の平で隠した。

こんな写真を撮ったのは、その当時付き合っていた3つ年上の彼。

優しくて大人で、私の事を大切にしてくれている。
そう思っていた。

だけど、それは表面だけだった。

彼は、情事の最中の女性を写真に残す。

そんな性癖の持ち主だった…
< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

彼の瞳に捕まりました!
  • 書籍化作品
[原題]僕と、最低で最悪な恋をしよう

総文字数/96,843

恋愛(オフィスラブ)239ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚* 書籍化されるにあたり、 タイトルが、 【僕と、最低で最悪な恋をしよう】 から、 【彼の瞳に捕まりました!】 に変更になりました。 8月8日より試し読みになりました。 よろしくお願いします。 ゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚*゚・*:.。.*.:*・゚.:*・゚* 『じゃあ、最低で最悪な経験をさせてやる』 耳元で甘い声を出し 酷い言葉をかける 傲慢で、魅惑的な男 拒みたいのに 拒みきれないのは…… 心がそれを求めている からだろうか―――
確かめてみない?

総文字数/939

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
彼氏がいるのにマラソンで…… TABOO企画作品
週に一度だけ

総文字数/986

恋愛(その他)4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
週に一度だけ通う図書館 その奥に彼はいる。 彼氏と待ち合わせているのに。 分厚い本をめくる、 彼の指から目が離せない…… 【彼氏がいるのに図書館で…】 TABOO企画SS

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop