Secret band~男装ドラマー~
それから1時間ぐらい各自練習してから皆で合わせる事になった。


「お~、なかなかいいじゃん!
てか、隆太ドラムうますぎだろ!
人は外見で判断するもんじゃないな」



そんな事言われると涙がでちゃうよ…。


「って、おい!
隆太、何で泣いてんだよ!
俺なんか酷い事言ったか?」


「いや、成のせいじゃないから…
俺ってさ、この外見だからオーディションに行ったらいつもたたく前に追い出されていたんだよ
だからバンドくめた事がなんか夢みたいで…
あっ、ごめん!
こんな暗い話して」



私のせいで空気が悪すぎる。


「隆太が他のところで演奏しなくてよかったよ」


えっ?


「だって、もし隆太がここに来る前のオーディションで受かっていたら俺たちはお前とバンドをくめなかったし」


「確かに!
隆太のドラム聞いたらお前を追い返した事務所全てが絶対後悔するぜ」





「瑠夏、拓真ありがとう
俺皆を見返してやる!」


「おぉ!
そのいきだ!」


それからまた練習して今日は終わった。
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