Secret band~男装ドラマー~
「以上で今日は終わりだ
皆気をつけて帰れよ
あっ、奥田は用があるからあとで職員室に来るように」


はっ!?
ドラムの練習しないといけないのに!



「じゃあね羅奈」


「ばいばい柚木」


私は柚木とばいばいして急いで帰るために走って職員室に向かった。


「先生ー!木梨先生!用って何ですか!」


早くしてー!



「お前今日国語の時間寝てただろ
罰として国語の準備室掃除を命じる!」


嘘でしょ…。


「喜べ、奥田一人じゃないから!
じゃ頼んだぞ」


先生は笑いながら職員室を出て行った。


先生、笑い事じゃないんだけど…。



私は渋々準備室に向かった。


「あれ誰もいないじゃん!
先生の嘘つき!」


仕方ないからさっさと終わらして帰ろう。
よし!


私が片付けを始めて10分後。


「木梨先生、遅れました」


今人来たよね?
先生の言ってたもう一人かな?
< 22 / 226 >

この作品をシェア

pagetop