地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
『―――…あぁ、』
あぁ、そういう事か。
私は、好きな人の腕の温もりに触れながら…静かに悟った。
おじいちゃんがさっき呟いた、
『多い程良い』
って言葉。
あれはつまり……私が意識を手放すまでに吸い取る『霊力』の量のことだったんだ。
その証拠に……ほら。
「あれ……神無?」
霊力に『核』を埋め込まれ、恐らく【鬼巫女】の力が全開になっている、いまの私は。
「なんか、今……」
「うん、……ごめんね」
龍真に触れた途端、龍真の中に残ってた霊力――その全てを吸い取っていた。