地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
「あぁ、そうじゃ」
「じゃあ、今まで芽有の事を育ててくれたのも……」
「うむ」
「そうか…なら、芽有との関係もこれで分かったわけだ」
妙に納得した風のお兄は、一つ頷くと私の方へ一瞬だけ視線を向けた。
そして、直後――…
「それなら…
何故、俺の妹達をこんな目に遭わせたァ!!!!」
地下室に響き渡る程の怒鳴り声と、恐ろしい程の勢いで膨れ上がった霊力に、体をすくませた。
その姿を見て、思わず思い出したのは
「父、さん……」
今はもういない、父さんの姿。