地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
『ユウヤと、カンナ――?』
今まで、一度も聞いた事の無い名前。
だけど母さんはその名前を、私を含め『自分の子供』だと言った。
……それは、つまり。
『私、の、きょうだい……?』
思いも寄らなかった事実を突き付けられ、私は目の前が真っ暗になるのを感じた。
全身から力を抜いてその場に座り込めば、ヒンヤリとした土と石の感覚が足に広がる。
その感覚が、逆に今のこの瞬間を夢じゃないと教えてくれて。