地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
――…そして。
その日から私は、おじいちゃんに内緒で家を出る準備を始めた。
お気に入りのリュックサックに、少ないお小遣いとお菓子、それから母子手帳を詰め込んで。
『これなら、もし疑われても私が鬼頭家の人間ってわかるよね』
色々なシミュレーションをしながら、持っていく荷物を考える。
おじいちゃんに手紙も用意した。
今回、私はユウヤとカンナに会いに行くだけで、別に家出するわけじゃないから。