地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
『お、じいちゃん……』
愕然とした表情で、小さく呟く。
けれど、その間にも『鬼』に開いた穴は塞がっていて。
『……ごめんね』
――もう、おじいちゃんのいる穴の向こうには行けない――
そう悟った瞬間、さっきまで乱れていた心が驚く程静かになった。
『ありがとう…おじいちゃん』
完全に閉じた、穴。
眼前に迫る、漆黒の闇。
私は小さく呟きながら、全てを受け入れるべく目を閉じて――