地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
……そして。
「なんで手伝ってるかって?……そんなの、それ以外の選択肢が存在しなかったからよ!
10歳の子供じゃ、おじいちゃんの言う事を聞くしか方法が無かったのよ!!」
ヒステリックな叫びと共に、目から涙がこぼれ落ちる。
それを、妙に冷静な思考で認識しながら
「その中で…おじいちゃんに褒められたい、必要とされたいって思って行動して何が悪いのよ!!」
感情を、言葉を、ただ目の前に突き付ける。