地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜
――…嬉しかった。
まだ、生きていられる事が。
まだ生きている、という事が。
……だから私は
「ふぇえ……あ、ありがとう!」
「「「うわあっ!?」」」
泣きかける私を見て狼狽していた3人に、力いっぱい抱き着いたのだった。
「おまっ、突然抱き着いてくるんじゃねぇよ!」
「ふへへっ、皆ありがとう!」
「……ダメだよ樹、今のこの子にアンタの声は届かない」
「諦めちゃいなー」
3人がそんな話をしていた事に、全く気付かずに。