地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜




「霊力の浄化が……もうすぐ、終わるんだね?」


「あぁ」


「そっかぁ……」



私はその言葉に頷くと、陽子さんと月代さんに頭を下げた。



「色々とお世話になりました!」


「別にいーわよ。なんてったって、私達の親戚ですものね!」


「かなり遠いと思うけどね?」



そう言って、顔を見合わせて笑う陽子さんと月代さん。


その間にも、私の身体はさらに透けていって――…




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