大好き…。

変態彼氏？

｢ねぇ、太輔くん？着いたんだけど…話してくれないかな？」
「あぁ…。悪りぃ。」
どうしたんだろう。
なんか大人しくなってるっていうか様子がおかしい。
もしかして具合でも悪くなったのかな？
そんな事を考えながら、後ろをついて行った。
「ねぇ、具合悪いの？さっきから大人しいけど」
「…。具合なんて悪くねぇけど…。」
「なんか悩み事？何でも聞くから話して」
少しでも、楽にしてあげたい。
今の私にはそれしか出来ないから。
「…悪りぃ。」
「えっ？どこか具合でも悪いの？」
「いやすげー今の自分がかっこ悪いと思って」
「どうして？太輔くんはいつでもかっこいいじゃん」
あっ‼︎さりげなく、私恥ずかしい事言っちゃたよ。
一気に顔が熱くなった。
「ありがとう、今俺すげーあみの元担任に嫉妬してる」
「えっ？なんで？」
「俺と話してる時よりイキイキしてる感じに見えて」
私、そんな風に見えたんだ。
太輔くんしかいないのに…
可愛い。
「私ね、太輔くんと話す時ねいつもドキドキしてあんまり上手く話せないんだ。」
「そうなのか。俺だって余裕ぶってるけどドキドキしてるし」
その瞬間、太輔くんの顔が少し赤くなった。
嬉しさのはあまり抱きついてしまった。
「おいっ‼︎あみ」
「ん？嬉しくてね。太輔くん心臓の動き早いよ？」
ちょっと意地悪を言ってみたら
「そんな事ねぇーし」
「嘘だっ、ちゃんと聞こえてるし」
そう言うと、私の胸に手を当ててきた。
「お前もじゃん、てか胸デカくね？」
「いや、ちょっと何触ってるのさぁ、変態‼︎」
いきなり、触るとか。
本当にびっくりしたんだけど、そりゃ心臓も早くなっちゃうよ。
「変態じゃないし、男子なら普通だから」
「で、でも、いきなり触るとかおかしいじゃん」
「お前の心臓の音確かめたかった」