“隣の不可思議くん”




「私、神谷くんが嫌だと言ってもお友達やめませんから!」


「え・・?」


絶対です。と笑っていう彼女を見ていたら自分が悩んでいたことがなんだか馬鹿らしくなってきた。自分は自分のしたいようにすればいいのだ。彼女のように友達になりたい人と仲良くなっていけばいいのだ。周りがなんと言おうと自分が納得いく道を選択すればいい。




「俺も変わってるって言われるけど・・・西園寺さんもそうとう変わってるね・・。」




嬉しさを隠すようにくすくすと笑った。周りの反応がどうだろうと気にしなければいいのだ。


俺は彼女みたいな人を待っていたのかな。心の中に空いていた隙間が埋まっていくようだ。きっと人を惹きつける力があるのだろう。



「変わっているだなんて酷いですっ!」


むぅーと膨れる彼女にごめんごめんと言って宥める。
こちらを見ては何かを思いついたように彼女はこういった。



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