ぴゅあ ぶるー×Deep blue
どうしたんだろう。

だんだん元気がなくなってくる。

まさか、自分の思い通りになりそうだとわかったとたん、罪の意識が生まれてし
まった。とか。

ダメだよ。

やっぱり嘘です。

これは彼女じゃありません。

なんて、さっきの彼女に言わないで欲しい。

「シオウ、もう、考えないようにしようよ。あたしも、せっかくだから、この状況を、楽しませて欲しい」

「楽しめる?」

「うん。家に帰れば、ただの冴えない高校生だもん。彼氏が出来るとかいうのは、ずっとさきの時限の話で、あたしには、欲しいって願望すらなかったけど。でも、『予行演習』は楽しいよ」

「・・・そう?嫌がられてた気がするけど」

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