ぴゅあ ぶるー×Deep blue
「あ、ほんとだ。さっきの酔っ払いかな」

寄り目のシオウ。

そのまま寄り目を説いて、あたしを見る。

ああ。

本当に、これでおしまいなんだな。

「・・・ごめんね」

あたしが返事をしないうちに、カイリはあたしの腕をつかんで歩き出した。

「終了。撤収。じゃあね、シオウ」

あたしは、何か言おうとしたけれど、無理な体勢なので、大人しく前を向いた。

カイリに従って歩き出す。

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