時を駆けた夏 ~また、君に恋をする~



鈍感な葉月は、どうやら私の言い分で納得してくれたみたいだ。


あぁ、良かった…



――――でも、



これが、夢じゃないんだったとしたら………



私、さっき…


瞬間移動…またの名をテレポーテーション……



「葉月、ちょっとほっぺ抓って?」


「え? あ、はい」


「イテッ」


「あ、ごめん。強かった?」


「や、平気平気」




…しちゃった?






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