こちらミクモ探偵事務所5

「……それって、刑事事件じゃないか?」

「まぁ、うん。よく考えてみればそうだな」

「……何が民事介入できないだよ。覚えたての単語でも使いたいのか?」

「ヒデェ!!そんなんじゃないやい!!」

恵一が叫ぶ。
紘哉が迷惑そうに方耳を塞ぐ。
後ろの席で羽兎が笑う。

些か緊張感の無い覆面パトカーは、新井家に向かって走っていった。

< 9 / 224 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop