君色。-kimi*iro-
「いいよ。帰る」
「入れ」
「…何なんだよ」
「お前が死にそうな目してるからだろ」
「…おっさんには関係ない」
「おっさんじゃない茶芽だ
そう呼べ小僧」
「……知らん」
荷物を押し付けて帰ろうとしたときおっさんは俺に向かって叫んだ
「いつでも来ていいからなっ」
心がじんわりと暖かくなった
人の優しさに触れるのは久し振りすぎた
「お節介」
それだけ言っておっさんの部屋から出た