蝶々が飛んだら
女の子が私の靴ひもに手を伸ばした。
「結んであげる」
「え?」
女の子がひもに触ったとき、「だめよ、さっちゃん」と母親の声がした。
「だって、ゆるんでるよ」
「ごめんなさい。この子、最近結べるようになったものだから」
女の子が結びたそうに、私の靴を見ている。
「いいえ、大丈夫ですよ。結んでくれるの?」
「うん!」
「すみません」母親が軽く頭を下げた。
「じゃあ、お願いしようかな。いい?さっちゃん」
「いいよ」
さっちゃんが小さな手で結び始めた。
「上手だね」
「これね、ちょうちょ結びって言うんだよ」
「そうなんだぁ」
「はい、いいよ」
そう言って、さっちゃんはニコニコしている。
「ありがとう」
「今日、ちょうちょ飛んでないね」
「蝶々?」
「雨だからかな」
「蝶々、好きなの?」
「うん。キレイだもん。フワフワしてる」
「結んであげる」
「え?」
女の子がひもに触ったとき、「だめよ、さっちゃん」と母親の声がした。
「だって、ゆるんでるよ」
「ごめんなさい。この子、最近結べるようになったものだから」
女の子が結びたそうに、私の靴を見ている。
「いいえ、大丈夫ですよ。結んでくれるの?」
「うん!」
「すみません」母親が軽く頭を下げた。
「じゃあ、お願いしようかな。いい?さっちゃん」
「いいよ」
さっちゃんが小さな手で結び始めた。
「上手だね」
「これね、ちょうちょ結びって言うんだよ」
「そうなんだぁ」
「はい、いいよ」
そう言って、さっちゃんはニコニコしている。
「ありがとう」
「今日、ちょうちょ飛んでないね」
「蝶々?」
「雨だからかな」
「蝶々、好きなの?」
「うん。キレイだもん。フワフワしてる」