拾うな危険!
「あぁぁー。もう。
こっち向けよ!!」
そいつの黒い布が肩に触れて
ぞわっと違和感を覚える。
払おうと、左手を挙げた瞬間、引き寄せられた。
とたん、
以外にもあたたかくて柔らかいものが
シンの唇に触れる。
瞬間、
唇に衝撃が走った。
全力で、シンはソレを振り払う。
「いっ…」
いてぇ…
唇に、手をやると赤く熱いものが垂れきた。
キス---
というより噛み切られた。
「てめぇっ!!なにす…」