拾うな危険!
勝手に拾わされた。

****

「おい。。。

 なんで家までついてくるわけ?」

「なんだ。何か問題が?」


家の玄関で鍵を開けながら
図々しくも一緒についてきたソレに
呆れたように言う。



「大有りだ。バカかっ」

思わず、まだ手に持っていた丸めたフリーペーパーで
すぱんっと払う。


「いってぇぇぇ」





「ちょっとぐらいいいだろー?
 だって、
 お前は俺が見える だろ?」

「・・・・知らん。」

さっさと玄関を開ける。






「はぁ?会話もしてるだろ?」


呆れたように
ソレは、やれやれというようにスカート上のものをひらりとさせる。


やれやれ、とシンはソレを無視して扉を閉めようとした。


「ちょっ。まてよ!」
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