自称彼氏と自傷彼女。



――‐ガラッ…ガッシャン


……。



「…て、てへぺろ☆」


思いっきり扉を開けすぎたせいで扉、もとい、扉のガラスがガッシャン、割れた。元々ひび入ってたもんね。


「音色さん、職員室に。」


運悪く教室には先生がいらっしゃった。



う゛ー…。怪我、したんだけどなぁ。自業自得か。


「先生、こいつ血ぃ出てるから俺が手当てしてから校長室に連れていきます。」

「いやいや、ちょい話盛ってやいませんか?校長室ですって?」

「校長室。違う?」

「明らかに違いますよね。」



後ろからあたしの頭を手加減ナシで叩いてきたのが、先程まで一緒に居た千里。


彼はいつもあたしを助ける。




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