心から恋してる



「だって…だってっ!」


たった一人の姉ちゃんだもんな。



「奏…姉ちゃん死なないよね?俺の姉ちゃん、変だから死なないよね…」



変だからって何だよ。

最高の姉ちゃんだろ?
「死なねぇよ。ふざけんな。死ぬような真似なんかさせねー…」




俺なんかが断言できるもんじゃねえのに、馬鹿かよ…


自己満足だった。
それでも俺の中では安心した。
何か…本当にそうなる理由が欲しかった。





< 107 / 144 >

この作品をシェア

pagetop