眼鏡を外す瞬間に。【密フェチ】


 彼は同じ課の神田さん。

仕事が出来て、冷静沈着で、かつ眼鏡の似合う素敵な人だ。


いつも隙がなくて、もう3年も同じ職場にいるのに、彼が眼鏡を外す瞬間を私は一度も見た事がない。

最近では、さっきの様に機会を狙っているけれど失敗続きだ。

「ガード固いなぁ」

私はため息をつきながら自分の席に戻った。





終業時間が来て、私は席を立とうとした。


「ちょっといいか?」

声をかけられて、振り向いた所にいたのは神田さんだった。

話があると言われ、誘導されるまま資料室に連れていかれる。



 
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