俺様の運命の女神


美冬が転校して来て1週間。

俺は痺れを切らし、彬の家に押しかけた。

当然、美冬も呼んで。


「で、どうなんだ!?」

「どうって、何が?」

「あぁ?お前、自分が転校して来た理由、忘れたとは言わせねぇぞ?」

「いやぁ~彬ぁ~諒くん怖ぃ~~」

「あぁ、よしよし。美冬は頑張ってるもんなぁ?」

「うん、美冬、凄く頑張ってるよぅ~」


………ダメだ。コイツら…。

マジで頭が痛くなって来た。

このバカ女に頼った俺がバカだな。


< 102 / 297 >

この作品をシェア

pagetop