百鬼夜行と暴走族 壱

真実



「俺たちも行くからな!」


「え、」

…何で?しんみりした話になること間違いなしだし、普通なら遠慮するところだよ



「仲間だろ?ならいいじゃねぇかよ」


涼が肩を組んできて、その手で頭を撫でてくるから止めさせた



でももう十六夜さんのこと話したわけだし、いいかな?


聞く権利はあるはずだし。それに…話を聞いたときもしかしたら、辛さとか悲しさとかマイナスの感情が溢れるかもしれない。その時一緒にいて俺の思いを一緒に共有してくれようとしてるんだよね……ありがとう


「分かった、いいよ」


よっしゃあ、とはしゃいでる涼を呆れてみてる皆。でも皆も聞きたいよね


現に今は涼と楽しそうにしてるし


それにしても…どうしよう。いよいよ今日か…


もやもやは取れたけど今日聞くことに対して不安を感じてる





< 33 / 330 >

この作品をシェア

pagetop