私の彼氏は特殊捜査官
部屋に戻った私は、

秀の携帯を鳴らした。


「もしもし、どうしたんだ」

秀の優しい声。


「ちょっと伝えたいことがあって」


ため息をついた。


私の声がいつもと違うことに気付いた秀。


「何があった?

何でも話せ。琴美が心配だ」


「うん・・・あのね」


私はさっきの出来事を話した。


最後まで黙っていた秀が、

口を開いた。


「…男の特徴は?」


「黒縁メガネをかけて、

キャップをかぶってたから、

よくわからないの・・

役に立てなくてごめんね?」


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