私の彼氏は特殊捜査官
「う、ううん。それだけ」


「本当に?」


「もちろん。秀にウソつくわけないでしょ?」


「そうだな」

秀が、クスッと笑った。


…ゴメンね、秀には、迷惑かけたくないよ。

仕事だって大変なのに。


「琴美は何も心配するな。

警察が、きっと捕まえるから」



「・・・うん。

無理しないでね。・・・

なんかあったら、真っ先に逃げてね?」



「どうしたんだよ急に?」



「なんだか怖いの。

秀に何かありそうで」



「バカ、心配するな。

琴美こそ気をつけろよ。

ミキヤに会っても近づくな」
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