私の彼氏は特殊捜査官
「オレがそんなこと気にすると

思ってるのか?」


「私が嫌なんだもん。

好きな人の足手まといになりたくない」



?!


秀が後ろから、

私を抱きしめた。


「琴美はやっぱり、ガキだな」


秀が私の耳に囁いた。


「なっ?!」


「オレはそんなこと気にしないし、

婚約を解消するなんて御免だ」


「…胸に傷だって残るのに」


小さな声で呟くと、

秀が微笑んだ。

「それが琴美の

チャームポイントになっていいんじゃないか?」

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