サ・プ・リ 2
『そんな格好で来るからだよ』

さっきと言ってる事違うじゃん

『平気だもんね』

あたしは我慢しなが言った

二人で色々な所を廻った

いつもは会社でしか知らない神野さんの隣で新鮮さを感じた

『お前歩くのおせぇ』

いきなりあたしの手を取り自分のポケットに突っ込んで歩き出した

『ちょっと!ちょっと!神野さん』

『あったけぇっしょ?』

神野さんはあたしを見て笑う

つられてあたしも笑った

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